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波司登

スマート配送センター

プロジェクト背景

波司登

中国
アパレル

波司登は48年間ダウンジャケットに専念しており、中国国内で大規模かつ先進的な生産設備を持つダウンジャケット製造業者である。従業員数は2万人以上、店舗数は13,000店舗を超え、製品は72か国で販売されている。2019年には、ブランド価値243.02億元で繊維・アパレル・シューズ・帽子業界のトップに立ち、2023年の中国民営企業500強ランキングで第334位にランクインした。年間売上高は363.1億元に達している。

市場規模の拡大とオムニチャネル政策の実施に伴い、波司登は BtoB と BtoC の注文を効率的に統合し、返品注文と発送注文を同一倉庫で処理する必要がある。また、小規模なプロモーション、大規模なプロモーション、日常的な出庫といった異なる業務シナリオに応じて、柔軟性の高い自動化システムが生産能力を支える必要がある。江蘇省常熟市の波司登グループ物流パーク(スマート配送センター)は、敷地面積約15万㎡、建築面積18.4万㎡に達する。HaiPick システム 1 を2年間稼働させた後、業務拡大のニーズに対応するために、 HaiPick システム3の導入を決定した。

Bosideng
The Solution
解決策

このプロジェクトの倉庫総面積は7,665㎡、天井高は5.7メートル、保管高さは5.4メートルに達し、垂直保管空間を最大限に活用している。保管ロケーションの総数は69,274か所に計画され、L600×W400×H400のコンテナやダンボール箱を使用し、最大26万点の商品を収容可能。保管密度は8.44箱/㎡に達している。

 

ハイロボティクスがこの倉庫に導入したHaiPickシステム3は、61台のACR、219台のAMR K50、4つの棚入れワークステーション、12個棚下ろしワークステーションで構成されている。ACRロボットはクランプ式フォークを採用し、異なるサイズのコンテナやダンボール箱を柔軟に取り扱うことができる。

 

Bosideng

入庫プロセスでは、ダンボール箱がまず入庫ワークステーションで手作業によりコンテナに変換される。小型ロボットがコンテナを棚の下部にある一時保管エリアまで運搬し、その後、ACRが一時保管エリアからコンテナを取り、高位保管エリアに運んで棚入れを完了する。

 

出庫プロセスでは、ACRがまず高位棚から商品を取り出し、棚の下部一時保管エリアに置く。その後、AMRが商品を水平に出庫ワークステーションまで運搬する。作業者は人とロボットが連携するピッキングワークステーションで商品をピックアップし出庫作業を完了する。ピッキングが完了したコンテナはコンベアで統合され、リフターを通じて1階の検品・梱包エリアへ運ばれる。

 

このソリューションは、ACRとAMRの連携によるリレー作業を通じて、入出庫効率を大幅に向上させた。HaiPick システム3 導入前と比較して、全体の出庫効率は 250% 向上し、3,600ライン/時に達した。入庫効率は 1,400箱/時に達することが可能となった。

99.99%Picking Accuracy

99.99%

99.99% のピッキング正確率

69,274storage locations

69,274

64,274 の保管ロケーション

2.25X Storage Density

2.25x

2.25 倍の保管密度

100,000+ items outbound in peak season

100,000+

ピーク時には 10 万件以上の1日発送量

Bosideng
顧客価値

Hai Pickソリューションは、この倉庫の年間生産能力ニーズを完全に満たし、柔軟性と拡張性のある生産能力を備えている。日常出庫、小規模プロモーション、大規模プロモーションそれぞれ異なる作業シナリオに対応し、さまざまなシステムメカニズムに適応可能。

 

11月から翌年2月、3月から4月の注文ピークにも対応し、この倉庫は主にB2C向けのヒット商品を処理する用途で使用されている。年間の1日平均発送件数は36,584件に達し、業務ピークにも問題なく対応できる。

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