今回の3製品の発売により、HAI ROBOTICSは、倉庫の効率化を図りながら、より幅広い用途に向けた新たな革命を起こすことが期待されています。

倉庫ロジスティクスの自律ケースハンドリングロボット（ACR）システムのグローバルリーダーであるHAI ROBOTICSは、10月26日に上海で開催されたCeMAT Asia Expoで、3つの新製品を発表し、自動倉庫技術のフロンティアを推進しています。より高いストレージ密度と柔軟性への憧れの中で、ロジスティクス部門のボトルネックを解消するのに役立ちます。

CeMAT Asia Expo 2021

同社は、地域最大のイントラロジスティクスフェアであるCeMAT Asiaで、HAIPICK A3フォークリフティングACR、A42-FWフレキシブル幅ACR、および業界での保管高さの記録を10メートルで更新するA42T伸縮式ACRを公開しました。

キャプション：10月26日に上海で開催されたCeMAT Asia2021でのタイヤのピッキング作業におけるHAIPICK A3フォークリフティングACR。

HAIPICK A3ロボットは、フォークリフト式ピッキングデザインを採用し、箱詰めされるとは限らない幅広い保管シーンに対応するために開発されました。この設計は、クランピングピッキングを採用していた前世代のHAIPICKロボットとの大きな違いであり、より広い保管の可能性とラックスペースの有効活用を可能にしました。タイヤやトレイ、板など、下からフォークで持ち上げられるような容器が必要ない商品であれば、より高いピッキング効率で簡単に扱うことができます。A3ロボットはSLAMナビゲーション技術を採用し、より人と機械が混在した現場での作業を可能にしました。また、粉塵や静電気、公害などの管理が厳しい環境との相性も良い。

HAIPICK A42-FWロボットの2番目の新製品は、より高いストレージ密度を目標としています。商品のサイズに合わせて柔軟に調整できるフォークを備えたこのロボットは、さまざまなサイズのトートやカートンのピッキングと取り扱いを可能にします。

倉庫スペースの有効活用はいくら強調してもしすぎることはありません。A42-FWロボットはその点で絶対的な優位性を持っています。シャーシ幅は900mmで、一般的な通路幅1000mmより狭いため、収納密度は5％アップします。一方、ピックハイトが190mmと低いため、収納密度はさらに6％向上する。A42-FWロボットが動的に収納場所を調整することで、収納場所を20％増やすことができます。 

キャプション：HIPICK A42-FWフレキシブル幅ACRは、10月26日に上海で開催されるCeMAT Asia2021でさまざまなサイズのカートンとトートをピックアップします。

新しいHAIPICKロボットに加えて、HAI ROBOTICSは新しいバージョンのHAIQも発売しました。これは、HAIPICK ACRの操作を指揮するインテリジェントブレインです。 HAIQ novaは、Kivaロボット、スラムロボット、コンベヤーベルトなど、あらゆる種類の機器とのシームレスな相互作用を可能にします。さまざまな業界で成功したプロジェクトからの豊富なユーザーデータを備えた最新のHAIQ novaは、スムーズで最適化された倉庫運用をサポートします。

2015年に世界初のACRシステムを発表して以来、HAI ROBOTICSの創業者兼CEOであるRichie Chenは、「当社は、Eコマースのオーダーフルフィルメントへの負荷の高まりを背景に、保管密度の向上、トートバッグとカートンの混合ピッキング、保管場所の増加などの需要に対応し、製品だけでなくソリューションも常に更新しています」と述べています。

HAI ROBOTICSは、全世界で300を超えるプロジェクトを実施し、豊富な顧客データを蓄積しており、ACR技術をより良いユーザー体験のためにアップデートしたいと考えています。この3つの新製品の誕生は、鋭い市場認識と、既成概念にとらわれない発想から生まれたものです。

HAI ROBOTICSについて

HAI ROBOTICSは、自律型ケースハンドリングロボット（ACR）システムの先駆者であり、ロボット技術とAIアルゴリズムを通じて、効率的、インテリジェント、柔軟、かつカスタマイズされた倉庫自動化ソリューションを提供することに取り組んでいます。各工場や物流倉庫の価値創造を目指します。

2015年に独自開発した「HAIPICK ACRシステム」は、世界初の試みです。中国東莞に18,000平方メートルの工場を持ち、年間10,000台のロボットを生産しています。

2016年に中国・深センに本社を設立したHAI ROBOTICSは、香港SAR、日本、シンガポール、米国、オランダに5つの子会社を設立し、30以上の国や地域のお客様にサービスを提供しています。現在、従業員数は1,000人を超え、そのうち50％以上がエンジニアです。ポジショニング、ロボット制御、倉庫管理などのコアとなる知的財産で600以上の世界特許を取得しています。2021年の最新のCおよびDラウンドの資金調達では、総額2億米ドル超を調達しました。